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よくある質問 何歳から塾に通えば良いのか?②

こんにちは、Tutoryです。


僕が住むヨーロッパでもコロナウイルス感染者が多数出ており、対岸の火事ではありません。買い占め現象やSNSを通じた詐欺も報告されていて、国は違えど、人間は根本は一緒なのだな、と感じる今日この頃です。

さて、前回の続き。

小3から塾通いをさせる代わりに、何をさせたら良いか、と言うお話です。

1つ目は、自分で考える力を養うこと。

僕が個人指導をしていて目立つのが、全てを用意してもらっている子供たち。あるご家庭では、テキストはもちろん、ノートや筆記用具をデスクに用意するのはお母さんです。ノートには、今日教えてもらう問題番号が記入されているほどの至れり尽くせりぶりでした。また、そこまでではないにしろ、子供に「今日は何を教わりたい?」と聞くと、「お母さんに聞いてくる」と別の部屋へ行ってしまうご家庭も多いです。

そんなことを知ってか知らずか、筑波大付属小学校の田中副校長は、こう話します。

日々、すべてを先に決められてしまう生活を繰り返していると次第に他に頼るようになってしまう。プリントやワークシートの試験問題などの時だけ考えさせようとするけど、そうはいかない。他の人に決めてもらう方が楽な時間をたくさん過ごしていた子どもは、こうしたテストのような問題の時にも、自分で決めないですぐに他の誰かを頼るようになる。 (わが子の「考える力」を奪う親たち、その意外過ぎる共通点)https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57828

思えば、私たちの日常は、小さな思考と決断の連続です。個人指導の準備1つにとっても、「何分前から準備しようか」「テキストはどれだっけ?」「ノートはどこ?」「今日は何を教わろうか?」などなど、ミクロな思考と決断が続々出てきます。しかし、お母さんが全てを用意してくれると、こういう思考を全てやらなくて良いわけです。これで難しい問題を考えろ、と言われても無理な話ですよね。

教える側から言うと、こういう点は鍛えようがないのです。単元をわかりやすく説明しても、興味を持つように工夫しても、考える力自体が弱ければ、勉強の効率は悪くなります。でも試験日は待ってくれないですから、間にあわせるため、結局、詰め込みになります。当然、成績は上がらず、本人のモチベーションも上がりません。

「でも、そうでもしないと勉強しなくって」と仰る親御さんも多いことでしょう。実際、好き勝手にやらせると、サボる子も多いと思います。だからこそ、3年生までに着手して頂きたいのです。4年生以降にサボってしまうと受験勉強に影響が出ます。しかし、3年生までなら、まだ取り返せます。こうした「実験」ができるのは、3年生までなのです。

「考える力」は算数だけでなく、全ての教科で問われる力です。逆に言えば、しっかり考えられる子供は、どの教科でも成績が伸びます。塾に入る前に、ぜひ、考える力を養っておいてください。

そして、小3で塾通いさせる代わりにやってほしいことの2つ目は・・・

と言ったところで、続きは次回・・・。

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