こんにちは、Tutoryです。
前回から、だいぶ時間が経ってしまいました。
その間、ヨーロッパは大変なことになり、生活準備に追われ、Tutoryも自主隔離中。
ようやく春らしくなったのですが、街は人もまばらです。。。。
そんな中でも少し落ち着いてきたので、前回の続きです。
塾通いの代わりにさせてほしいこと、3つ目は「論理的思考を養うこと」です。
相手は小学生ですから、そんなに高尚なものではありません。
しかし、論理的思考ができる子とできない子では、雲泥の差が生まれます。
できる子は伸びがすごいし、できない子はどんなに努力しても結果は頭打ちです。
では、どうしたら論理的思考が鍛えられるのか。
以下の記事が、分かりやすくまとめています。
1. 保護者自身が好奇心を持って質問する 相手の気持ちに寄り添って「共感」することがコミュニケーションのベースです。子どもが話をしてきたら、興味を持ってしっかりと聞いてあげましょう。 2. 質問には質問で返す 子どもに「今日のおやつはなに?」と聞かれて「シュークリームよ」と答えるのではなく、「さてなんでしょう?」と聞き返してみてください。子どもが発したひとつの質問をうまく活かし、複数の質問を生み出すのがコツです。日常の中に子どもが質問する機会をたくさん作ることが、子どもの好奇心を広げる下地になります。 (質問には質問で返す!? 「論理的思考」と「問題解決能力」を鍛える親子の会話テクニック)https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_KodomoManabiLabo_44014/
この「質問」というのが、すごく大事なのです。
と言うのも、子どもは1日に無数の質問をするから。
専門家によれば、子どもの質問数は4歳でピークを迎え、平均400/日にもなるそうです。
もちろん、大部分は、くだらなかったり、繰り返しの質問なのですが、
それでもきちんと受け止めてあげることが大切です。
そして、この記事の良いところは、やりがちなNG例を示してくれていること。
1. 責めない ×「なぜやらないの?」「どうしてできないの?」 ○「どんなことが原因になっているのかな?」「どうしたらできるようになるかな?」 2. 否定しない ×「違うでしょ!」子どもは自分の気持ちをわかってもらえないと思い、会話を続けたくなくなってしまいます。 ○「なるほど、あなたはそう思ったのね」 子どもの言葉を一度受け取った上で「お母さんは○○だと思うな」と伝えれば、会話のキャッチボールが続きます。 3. YES・NOの2択で聞かない ×「やるの?やらないの?」「いるの?いらないの?」
どうですか、つい言ってしまいがちではありませんか?
でも、これは質問ではないですよね。ただ、責めているだけです。
こう言われたら、大人だってイヤになります(笑)。
もしかしたら「そんな暇はない」と仰るかもしれません。
でも、塾へ行き始めたら、もっと時間がなくなりますよ。
つまり、本格的な受験勉強が始まる前しか、こういう会話をするチャンスは無いのです。
実は、塾講師たるもの、伸びる子と伸びない子は、小4くらいで分かっちゃいます。
それは、会話をすると、その子の論理的思考力が分かるから。
実際、僕は小4から同じクラスを受験まで持ったことがありますが、
最初の印象と結果は驚くほどリンクしていました。
つまり、小4序盤の時点で、ある程度、勝負はついているのです。
塾は「受かりそうにありません」とは言いません。ビジネスだからです。
でも僕は個人指導なので、実際に「諦めた方が良い」と親御さんに言ったこともあります。
もちろん、中には突然変異する子もいるので、そういう宣告をする子は、ほんの一握り。
もし、お子さんがどっちなのか知りたい方は、ご連絡ください。
僕は、中学受験を経験した者として、受験を楽しんで欲しいのです。
でも、論理的思考ができない子にとっては、
面白くも無いし、結果も出ないしで、良いことは1つもありません。
逆に論理的思考が楽しめる子にとって、中学受験ほど楽しい遊びは無いと思っています。
みなさん、お子さんは大事ですよね?
何よりも大切ですよね?
ならば、ハッピーな受験勉強になるよう、準備を整えてあげてください。
これはアドバイスではありません。
僕からの「お願い」です。
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