こんにちは、Tutoryです。
最近、こんなニュースが飛び込んできました。
首都圏今春の中学受験率、過去最高の23%超 関西圏でも過去10年の最高を更新https://www.sankei.com/article/20240808-3QKZ723ERVL4ZPVA5J6LZWT7NU/
いよいよ来たな、という印象です。
と言うのも、個人指導を続けていて、
中学受験の過熱ぶりが止まらないことを実感しているからです。
断っておきますが、僕は中学受験支持者です。
このブログでも何回か書いた通り、
論理的思考ができる子にとって中学受験勉強は最高に楽しい趣味になり得ますし、
実際、僕は受験勉強を心から楽しんでいました。
ですから、その面白さをできるだけ多くの子に伝えたいと思っています。
しかし一方で、中学受験に向いている小学生は一部に過ぎないことも実感しています。
そして、合わないお子さんが中学受験に突入すると、
悲惨な結果になることも少なくありません。
志望校に合格できないだけでなく、
塾のテストなどで結果が出ないことが続いて自己肯定感が著しく下がったり、
勉強自体に嫌悪感が強くなり中学校以降も影響が出たり・・・
結果が出ない焦りから家族関係も悪くなって、最悪離婚に繋がったり・・・
もはや希望の学校に行けないばかりか、人生が大きく破壊されてしまうことすらあります。
トライして結果が出なくても「良い経験だったね」では片付けられない結果になることもあるのです。
ご存知の通り、中学受験は義務ではありません。
それなのに人生が破壊されるかもしれないなんて、割に合いませんよね。
僕の経験上、ぜひ受験してほしいお子さんは5%くらい、
受験しても良いかなというお子さんで、せいぜい10%くらいです。
ですから、20%超というのは明らかに異常な数値です。
すなわち、その中には多くの”向いていない”お子さんが含まれていることになります。
もちろん、やむを得ない事情でトライしているご家庭もあるでしょう。
ですが、多くの”犠牲者”が生まれていることもまた、事実です。
では”向いていない”お子さんはどうしたら良いのでしょう?
その話はまた次回・・・
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