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執筆者の写真Tutory

帰国生中学受験は個人指導一択なワケ

こんにちは、Tutoryです。

今回は刺激的なタイトルをつけました。

全国の学習塾への宣戦布告です(笑)。

誤解がないように言うと、日本在住のお子さんで受験するなら、集団塾がベストです。

僕自身も集団塾でしたし、個人指導や家庭教師には大きなデメリットがあります。

しかし、帰国生となると、個人指導がベスト、少なくとも少人数制であることが必要です。

それは、日本在住の受験生に比べ、帰国生の学力を決定づける要素が複雑だからです。

僕の経験上、お子さんの学力と、あるべき指導法は、

①日中通う学校の種類(日本人学校orインターor現地校)

②主に話す言語(日本語or英語orその他)

③これまで住んだ(今住んでいる)地域(英語圏orその他)

に大きく影響を受けると感じています。

日本で学ぶ子(一般生)なら、全て「日本」という答えですから(例外はありますが)、

多数の生徒に同じ授業を展開しても、それほどデメリットはありません。

しかし、海外在住のお子さんとなると、この3要素が複雑に絡み合います。



例えば、イギリス在住でも、日本人学校に通い、日本語が強いお子さんなら、

日本の塾と同じようにバリバリ勉強させても良いでしょう。

一方、アメリカの現地校に通い、英語の方が得意なお子さんの場合、

まずは問題文を正しく理解することからスタートということも少なくありません。

高学年にもなって、「湖」「自動車」「動く歩道」がわからない子も珍しくないのです。

そんなお子さんを同じクラスに放り込み、同じ授業を展開するなんて、おかしいですよね。

そこで、生徒1人1人のバックグラウンドをしっかり把握し、

それに沿った指導法をするべき、という結論に至ったわけです。

僕がロンドンの塾に勤めていた頃は集団でしたが、個々に別の勉強をさせていました。

得意な子と苦手な子で、解かせる問題を変えたり、宿題を変えたりなどしていました。

しかし、それでも救えない子が多いのです。そこで、僕は個人指導を始めました。

新しい生徒が来たときは、親御さんと面談し、上記を踏まえ、最適な指導法を考えます。

その甲斐もあって、塾で付いていけていないお子さんの学力を順調に伸ばせています。

塾に通って、さらに個人指導まで?なんて、お思いかもしれません。

しかし、親御さんには、できる限りのサポートをしてほしいと思うのです。

多くのお子さんが、親御さんの事情で海外に来ていることと思います。

帰国子女であることにメリットも多いですが、それを実感できるのは大人になってから。

子供のうちは、分からない言語に四苦八苦したり、時には差別を受けたり、

現地語と日本語の2つの勉強をしないといけなかったり、苦労ばかりです。

そんな中で充分なサポートを受けないと、

受験勉強で結果が出ず、自己肯定感が失われます。

僕の個人指導でも、そういうお子さんをたくさん見てきました。

みんな、僕が指導を始めると、徐々に自信を取り戻してくれますが、

自信を失ったお子さんを見るのは、辛いもの。

そういうお子さんが1人でも減れば良いな、と思います。

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