top of page
検索
  • 執筆者の写真Tutory

中学受験は、本当に「親が9割」か?

こんにちは、Tutoryです。

個人指導をしていて、強く感じること。

それは親御さんとのコミュニケーションの重要性です。

中学受験は「親が9割」とか「母親で決まる」と言われますが、本当でしょうか?

僕の答えは、「半分正しいし、半分間違っている」です。

煮えきらねぇなぁ!

とお思いでしょうが、どうか落ちついて(笑)

まず、なぜ正しいと思うか、についてお話しします。

中学受験の受験生は小学生です。

受験勉強を始めるのは、4年生や5年生の時、早い子では3年生から始めます。

そんな幼い子供達が、中学受験のメリット・デメリットを理解しているはずがありません。つまり、ほぼ100%、親の意思で始まるのです。

でも「うちの子は自分でやりたいって言っている」、そんな声をたびたび、耳にします。

もちろん、本当にやりたくて勉強している子もいるでしょう。

しかし、そんなお子さんは極めて稀です。

僕の教え子で、非常に聡明で将来有望な生徒がいました。

いつも楽しそうに、やる気満々で勉強し、結果も十分出ている子です。

そこで、興味本位で「何で受験勉強しているの?」と聞いてみたところ、元気よく

「ママのためだよ!」って言ってくれました(笑)

こんなにはっきりと口にする子は珍しく、

多くの子は、自分がなぜ受験勉強しているのか、言語化できません。

でも、何となく「やったほうがいいんだろうなぁ」とわかっている。

だからこそ、多くの子が、「受験したい?」と聞くと「うん」と答えるのです。

もし、口では「やりたい」と言っていても、行動が伴わない場合は要注意です。

本心では、やりたいと思っていないことがほとんどです。

次に、冒頭の問いに「間違っている」と思う理由は何か。

それは、親御さんが勉強を手伝う必要はない、という点です。

個人指導を始めると、親御さんから、

「塾に行っていたが、分からないと言うので自分が勉強を教えていた」とよく聞きます。(算数の場合、だいたい、お父様が教える羽目になりますね・・・)

しかし、よく考えてみれば、これはおかしな話。

多額の授業料を払っているのに、なぜ親御さんが教えなければならないのでしょう。

家でサポートしなければならないなら、それは教え方に問題があり、

適切な分量や難易度の教材を提供できないのは、講師の力量不足です。

実際、僕の両親は、一切、僕の勉強は見ませんでしたし、僕の同級生達も同じでした。

それでも十分、結果は出るのです。

しかし、親御さんが何もしなくて良いわけではありません。

親御さんの大切な役割、それはお子さんに適切な指導がされているかを常に監視すること。

お子さんが楽しそうに勉強しているか。 難易度は適切か、分量はちょうど良いか。 やる気は出ているか。 成果は上がっているか。 etc...


残念ながら、世の中には、驚くほど質の低い講師がいるものです。

また、たとえ実績のある講師でも、お子さんにとってピッタリとは限りません。

このままで良いかどうか、常に親御さんが観察し、見極めて欲しいのです。

そして、何かうまく行っていない場合は、すぐさまアクションを起こしてください。

我々、講師は、お子さんと週に数時間しか一緒に過ごしません。

どんなに注意深く観察しても、理解できるのは氷山の一角です。

圧倒的に長い時間を過ごすのは家の中ですから、普段の様子を教えて欲しいのです。

中には、自分の指導がハマってない子もいるでしょう。

それがわかれば、教え方を変えたり、宿題の分量や難易度を変えたりできます。

場合によっては、塾を変えるのも良いでしょう。

決して「勉強に付いていけないのは、子どもに問題がある」などと思わないでください。


今の指導法がハマっているのか、を判断できるのは、親御さんしかいないのです。

僕が、親御さんとのコミュニケーションを重視するのは、こういう理由からです。

閲覧数:115回0件のコメント

最新記事

すべて表示

お知らせ

記事: Blog2_Post
bottom of page